***************************************************************************
   InterMail Post.Office Standard / Advanced Edition 4.1.0.2J Readme (v1.0)
***************************************************************************
Post.Officeバージョン番号   : 4.1.0.2J
Post.Officeビルド番号       : 200801232228
リリース日                  : 2008/01/24
WebEdgeバージョン番号       : 3.8.2.3
WebEdgeビルド番号           : 200801181937
リリース日                  : 2008/01/24
***************************************************************************

[このファイルについて]
---------------------------------------------------------------------------
このファイルの内容は次の通りです。
- ハードウェアとソフトウェア要件
- アップグレード・インストールの操作手順
    旧バージョンを使用されていた Post.Office for Solarisユーザの方は、こち
    らをご覧ください。
    ・アップグレード・インストールする前に
        - 既存システムのバックアップ
        - カスタマイズしたフォームを更新する
    ・バックアップとアップグレード・インストールの操作手順
- インストールの操作手順
    Post.Office for Solarisを新しくご購入いただいたユーザの方はこちらをご覧
    ください。
    ・インストールの準備作業
    ・Post.Officeのインストールの操作手順
    ・Post.Officeのアンインストールの操作手順
- バージョン4.1.0.2J(release 200801232228)にて改修された問題
- バージョン4.1.0.2J以前に改修されている問題
- バージョン4.1.0.2J(release 200801232228)の変更点（必ずご覧ください）
- バージョン4.1.0.2J以前の変更
- 既知の問題点（必ずご覧ください）
- 制限事項（必ずご覧ください）
- 使用上の注意点（必ずご覧ください）


[ハードウェアとソフトウェア要件]
---------------------------------------------------------------------------
本バージョンの Post.Office を使用するための、ハードウェアとソフトウェアの要
件は以下の通りです。

ハードウェア要件 : Sun SPARC II
                   メモリ   : 最小 256 MB、推奨 512M 以上
                   ディスク容量 : 最小 500M、推奨 1GB 以上
ソフトウェア要件 : Sun Solaris 8, 9, 10
                   ブラウザ : Netscape 7.0 以上
                            : Internet Explorer 5.5 SP2 以上
                   #注意# 管理者インタフェースにアクセスするには、JavaScript、
                          Cookie およびフレームに対応したブラウザが必要です。

迷惑メール判定機能「QuattroJ」をPost.Officeと同一のマシン上で稼働させる場合
のハードウェア要件は以下の通りです。

ハードウェア要件 : Sun SPARC II 650MHz 以上
                   メモリ   : 最小 512 MB、推奨 1GB 以上
                   ディスク容量 : 最小 1GB 以上


[アップグレード・インストールの操作手順]
---------------------------------------------------------------------------
旧バージョンのPost.Office（3.1.2、3.5.3、3.6.x、3.8.x、3.9.x）から、
Post.Office 4.1.0.2Jへのアップグレードを行うユーザの方は、バージョン4.1の
ライセンスが必要です。必ずアップグレードを行う前に、バージョン4.1xJのライセ
ンスをご購入ください。

##注意##
「アップグレード・インストールの操作手順」に記述されている説明は、現在
Post.Officeソフトウェアを使用しているユーザを対象としたものです。
Post.Officeを初めてインストールする方は、このReadmeの後半の「インストールの
操作手順」を参照してください。また、詳しい操作手順については、Post.Officeの
『インストレーションガイド』を参照してください。


[アップグレード・インストールする前に]
---------------------------------------------------------------------------
この部分は、システムをアップグレード・インストールする“前に”お読みくださ
い。
---------------------------------------------------------------------------
Post.Officeのアップグレード・インストールでは、非常に複雑な処理（データベー
スの再構成など）が行われます。万一に備えて、アップグレード・インストールを
開始する前に、必ずシステムのバックアップを取っておいてください。
また、Post.Officeのアップグレード・インストール作業には、十分な時間を確保し
てください。アップグレード・インストール処理は、最後まで中断することなく行
われなければなりません。

アップグレード・インストールに要する時間の多くは、Post.Office が使用する各
種ディレクトリのアクセス権の再設定に費やされます。アカウント数が多く、メー
ルボックスディレクトリの数も多いシステムでは、アップグレード・インストール
処理にかなりの時間がかかることを見込んでおいてください。
メールボックス等のアップグレード・インストールに要する時間の目安は、マシン
のメモリ、処理速度および設定されているアカウントの数によって変わりますが、
1000個のアカウントあたりおよそ1分の処理時間が目安です。

##注意##
サーバ上に30,000個以上のメールアカウントを作成している場合、およびリンクした
メールボックスディレクトリを使用している場合は、Post.Office 4.1.0.2Jにアップ
グレードする前にotc-product@opentech.co.jpまでご連絡ください。

##注意##
LDAPサービスを利用されているお客様へ：
現在LDAPサービスを利用されている場合、アップグレード・インストール時に
LDAP-Serverが終了せずに、アップグレード・インストールが失敗する場合がござい
ます。
この問題を回避するため、アップグレードを行う前に、次のような手順で
LDAP-Serverプロセスを終了させることを推奨いたします。

1. rootとしてログインします。
2. 「ps -eaf | grep LDAP-Server」を実行して、LDAP-ServerのプロセスIDを調べま
   す。
3. 「kill -9 LDAP-ServerプロセスID」を実行して、LDAP-Serverを強制終了させま
   す。

##ご注意##
APOPに対応するメールクライアント(WebEdge、Eudora等)を使わなければ、パスワー
ドは平文のままでやりとりされます。
APOPまたはSMTP認証のCRAM-MD5を使用するにあたって、Post.Office 3.8.xJより前の
バージョンからアップグレードする場合には、POP3/IMAPパスワードの再設定が必要
です。これは、パスワードを暗号化するため、パスワードの仕組みが変更になったた
めです。APOPまたはSMTP認証のCRAM-MD5を使用しない場合は、以前のバージョンから
のアップグレードであっても問題ありません。


# 既存システムのバックアップ
#############################################################

システムを安全に保つためにも、ソフトウェア運用の常識に従って、バージョンを
アップグレードする前に必ず既存の Post.Office システムのバックアップを行って
ください。アップグレードは基本的には何も失われない処理なので、通常はすべて
のメール、アカウント、および設定情報がそのまま保持されますが、アップグレー
ド作業を途中で中断するとメールシステムが破損する可能性もあります。
このような場合のために、FAQの「バックアップと復元」「アドミニストレーション
ガイド9章」にメールシステム復元の操作手順の説明があります。ただし、この操作
手順では、必要なファイルがバックアップされていることが前提となっています。
アップグレードにおいてバックアップは必須作業です。以降のアップグレードの操作
手順の一部としてバックアップの操作手順も説明しています。必ずご熟読ください。


# カスタマイズしたフォームを更新する
#############################################################
(Webフォームを独自にカスタマイズしていた場合のみ)

Post.OfficeのWebフォームを独自にカスタマイズされている場合には、以下の手順で
Webフォームの変更を反映する必要があります。

1. 以降で説明する操作手順に従ってシステムをバックアップしてから、Post.Office
   のソフトウェアをアップグレードします。

2. アップグレード処理が完了したら、Post.Office 4.1.xJ用の標準フォームの所
   在を確認します。Webフォームファイルは、Post.Office スプールディレクトリ内
   のconfig/html-forms ディレクトリに入っています。たとえばスプールディレク
   トリの場所が
	/var/spool/post.office
   であれば、Webフォームファイルディレクトリは次のようになります。
	/var/spool/post.office/config/html-forms
   Webフォームの変更は正しい手順で行わないと、Post.Office の Webインタフェー
   スが使えなくなる恐れがあります。

3. 標準フォームを更新して、カスタマイズしたPost.Office Webフォームを追加しま
   す。

4. カスタマイズしたWebフォームが表示され、正しく動作することを確認します。


[バックアップとアップグレード・インストールの操作手順]
-----------------------------------------------------------------------------
何らかの原因でアップグレードプロセスが中断した場合でもシステムを回復できるよ
うに、アップグレードの導入部でバックアップ手順についての指示があります。この
操作は重要ですので、省略しないでください。

以下のアップグレード手順は、Post.Officeがデフォルトの場所(プログラム実行可能
ファイルは/opt/post.office、スプールディレクトリは/var/spool/post.office)に
インストールされていることを前提に書かれています。別の場所にインストールして
いる場合は、手順の内容を適宜読み替えてください。Post.Officeディレクトリ、プロ
グラムディレクトリ、およびメールボックスディレクトリの現在の場所は、
/opt/post.office/etc/post.office.conf ファイルの内容を一覧表示して確認できま
す。(バージョン3.9.2.1Jより前は /etc/post.office.conf)

1. rootとしてログインします。

2. 次の各アイテムの内容のバックアップを作成します。

   a) /opt/post.office (Post.Office実行可能ファイル)

   b) /var/spool/post.office (コンフィグレーション情報、スプール情報)

   c) /var/spool/mailbox (メールボックス情報)

   d) /opt/post.office/etc/post.office.conf (コンフィグレーションファイル)
      (バージョン3.9.2.1Jより前は /etc/post.office.conf)

##注意##
これらのディレクトリは、定期的にバックアップするようにしてください。

3. 次のように入力して、Post.Officeをシャットダウンします。

   /opt/post.office/post.office  shutdown

4. オープンテクノロジーズのプロダクトマーケティング部の Web サイトから、イン
   ストーラをダウンロードしてください。(http://product.opentech.co.jp/) 

   入手したインストールパッケージをテンポラリディレクトリに展開します。
   cd /var/tmp
   uncompress poV41-solaris*.tar.Z
   tar xvf poV41-solaris*.tar.Z

5. Post.Officeパッケージをインストールする前に、古いバージョンのパッケージを
   削除してから、インストールしてください。このコマンドの起動は、rootで行っ
   てください。

   pkgrm SCOM-MTA		<= パッケージの削除
   pkgadd -d . SCOM-MTA		<= インストール

##注意##
   アップグレードを行っても、現在のコンフィグレーションファイルが削除された
   り、既存のアカウントが変更されることはありません。

6. インストール完了後、以下のコマンドを入力して、セットアップを行ってくださ
   い。

   cd /opt/post.office
   ./Setup

   Post.Officeをバージョン4.1.x以前のバージョンからアップグレードする場合は、
   ライセンスの更新が必要です。
   セットアップ中に以下の以下の設問が表示されますので、yes を入力して、バー
   ジョン4.1のライセンス番号を入力してください。
   Do you have a new license number? yes/no/quit [no]

   セットアップが完了すると、Post.Office が自動的に起動します。

7. プログラム配信機能を使用している場合は、次のように入力して、プログラム配
   信機能を有効に設定し直す必要があります。

   chmod u+s /opt/post.office/local/Program-Deliver
   rm /opt/post.office/trusted/NO-PROGRAM-DELIVERIES

##注意##
   プログラム配信機能を使用する場合は、セキュリティに十分配慮する必要があり
   ます。

8. UNIXメールボックスとPOPメールボックスを同じディレクトリに置いている場合は、
   別のディレクトリに cd して、そのディレクトリ上で、次のファイルを実行する
   必要があります。

   <ProgramDirectory>/utils/FixMaildropFile *


[インストールの操作手順]
-----------------------------------------------------------------------------
詳しいインストール手順については、『Post.Officeインストレーションガイド』を参
照してください。
また、このマニュアルで、インストールに必要な要件が揃っているか確認してくださ
い。


# インストールの準備作業: Post.Officeのユーザおよびグループの
# 設定
#############################################################
Post.Officeシステムは、セキュリティに配慮して、特権のないユーザとして実行され
ます。そのため、システムのインストールを行う前に、新しいローカルユーザを作成
する必要があります。重要なファイルに特権ユーザとしてアクセスすることを防ぐた
め、Post.Officeプログラムはすべてこのユーザとして実行されます。

この新しいユーザのプライマリグループも新しく作成する必要があります。
ただし、メンバーは登録しないでください(このグループのメンバーはキューやユーザ
のPOPメールボックスに保存されたメールを読み取ることができます)。このメールグ
ループは、UNIXメールシステムで使用されるため、Post.Officeユーザを追加すると
きのプライマリグループとしては使用しないでください。

新しいローカルグループや新しいローカルユーザを設定する方法は、プラットフォー
ムによって異なります。以下の手順は一般的な操作方法を示したものですので、お使
いのシステムによっては、手順が多少異なる場合もあります。

Post.Officeの新しいローカルグループの作成

1. rootとしてログインします。

2. Post.Office用のグループ "mta" を作成します。
   groupadd -g <pogid> mta

Post.Officeの新しいローカルユーザの作成

1. rootとしてログインします。

2. Post.Office用のユーザ "mta" を作成します。
   useradd -u <pouid> -g mta -d /dev/null mta


##警告##
Post.Officeグループは、Post.Officeユーザのプライマリグループとして指定する必
要があります。ユーザーをPost.Officeグループの補助メンバーとして登録するだけ
では十分とはいえません。


# Post.Officeのインストールの操作手順
#############################################################
##注意##
Solaris では、事前に inetd.conf ファイルを変更する必要があります。
    /etc/inedt.conf を確認して、pop3、imap4、finger、およびsmtp が利用されて
    いる場合は、それらの行をコメント化して、inetdを再起動
    (kill -HUP <inetd-pid>) してください。

Post.Officeのインストール手順を以下に示します。

1. rootとしてログインします。

2. 固有のユーザID（推奨IDは、mta）を割り当てた、新規グループを作成します。

3. 作成した新規グループのIDを使い、新規ユーザを作成します（特権を付与する必要
   はありません）。

4. オープンテクノロジーズのプロダクトマーケティング部の Web サイトから、イン
   ストーラをダウンロードしてください。(http://product.opentech.co.jp/) 

   入手したインストールパッケージをテンポラリディレクトリに展開します。
   cd /var/tmp
   uncompress poV41-solaris*.tar.pZ
   tar xvf poV41-solaris*.tar.pZ

5. 次のように入力して、新しいパッケージをインストールします。

    pkgadd -d . SCOM-MTA

重要:
   Post.Officeディレクトリの場所を割り当てるときは、POPメールボックスをUNIX 
   メールボックスと同じディレクトリに置かないように注意してください。また、
   プログラムディレクトリは、Post.Officeスプールディレクトリ内に置かないよ
   うにしてください。

6. インストール完了後、以下のコマンドを入力して、セットアップの続きを行って
   ください。Post.Office の環境設定を行います。

   cd /opt/post.office
   ./Setup

   セットアップが完了すると、Post.Office が自動的に起動します。
   ( 自動的に起動しなかった場合は、/opt/post.office/post.office を実行してく
     ださい )

##注意##
   インストール後のPost.Officeの設定で、「UNIX配信コンフィグレーションオプ
   ション」の「ローカルメール配信プログラム」フィールドの設定を必要に応じて
   変更しなければなりません。

   ローカルメール配信プログラム:
    /usr/bin/mail.local
   または
    /usr/bin/procmail

7. 管理者インタフェースへのアクセス方法
   Webブラウザから、http://your_server_name:指定したポート番号/ にアクセスし
   ます。
   管理者ログインページが表示されます。


# Post.Officeのアンインストールの操作手順
#############################################################
Post.Officeをシステムから削除する手順を以下に示します。

1. Post.Officeを停止します。
  /opt/post.office/post.office shutdown

2. pkgrm コマンドで、SCOM-MTA パッケージを削除します。
  pkgrm SCOM-MTA

3. 以下のディレクトリと、その内容を削除します。
  rm -rf /var/spool/post.office
  rm -rf /var/spool/mailbox

4. /opt/post.office/etc/post.office.conf ファイルを削除します。
  rm /opt/post.office/etc/post.office.conf
  (バージョン3.9.2.1Jより前は /etc/post.office.conf)

5. sendmailを有効にします。
  cd /usr/lib
  ls -l sendmail
  (削除する前にsendmailがシンボリックリンクであることを確認してください)
  rm sendmail
  mv sendmail.bak sendmail


[バージョン4.1.0.2J(release 200801232228)にて改修された問題]
---------------------------------------------------------------------------
バージョン4.1.0.2J(release 200801232228)においては、次の点が改修されています。

1. Post.Officeに関する改修

・SMTP認証を設定しても、認証されていないメッセージの送信が許可されてしまう
  問題(v4.1.0.1Jでのみ発生する問題)の改修

・LDAP受信者確認機能のコンフィグ設定値が、アップグレード時に引き継がれない
  問題の改修

・LDAP受信者確認が設定され、尚且つLDAPサーバに接続できない場合、SMTP認証チ
  ェックが素通りされてしまう問題の改修

・IMAPサーバが異常終了する問題(v4.1.0.1Jでのみ発生する問題)の改修


2. WebEdgeに関する改修(webedge3823-solaris2-sparc-200801181937.bin)

・ユーザー情報を保存するディレクトリパス中のハッシュ文字列の生成方法の
　変更(WebEdge3823より古いバージョンとの互換性を維持するため)


[バージョン4.1.0.2J以前に改修されている問題]
---------------------------------------------------------------------------
バージョン4.1.0.2J(release 200801232228)は、バージョン4.1.0.1Jまでの改修を含
んでいます。
バージョン4.1.0.1Jまでに、次の点が改修されています。

1. Post.Officeに関する改修

・Per User Filter機能にて、大小文字によるメールアドレスのチェックに
  関する問題の修正(PO000157)

・送信先、送信元が存在しないメールの処理ファイル(*-Control, *-Body, 
  *-Headerファイル)がスプールフォルダに残存してしまう問題の改修
  (PO000158)

・受信者確認にLDAPを利用する際に、確認対象ドメインがローカルドメインとして
  登録されていなければならなかった問題の改修(PO00163)

・LDAPによる受信者確認機能をONにした場合、受信者確認機能ををOFFにしても、
  LDAP検索による遅延が発生する問題の改修

・RBLチェックの「ログ記録のみ」機能が動作しない問題の改修(PO00165)

・エラーメッセージハンドラに溜められたメッセージを、同時に複数削除した
  際にエラーが発生する問題の改修(PO00164)

・Trend MicroNetwork Reputation Serviceの追加コードに対応

・エラーメッセージハンドラ画面にて、エラーメッセージに対して操作を実行
  した際のログ追加(Request:Resubmit, Request:Return, Request:Delete)

・MAIL FROM: <sender> SIZE=1234 AUTH=<X_encoded_sender> 形式のAUTH拡張パラ
  メータが送られた場合に受信できない問題(PO00142)
  ログオプションにAUTHパラメータアドレスを表示するように「SMTP Auth Extension
  ログ」を追加しました。
  ログイベントフォーマット:
  日時:SMTP-Accept:AUTH Extension:[接続先IPアドレス]:送信者アドレス:AUTHアド
  レス

・メールブロッキングオプションの「NULLアドレスからのメールをブロックする」を
  有効にしても、MAIL FROM:に拡張パラメータが付いた場合ブロックしない(PO00143)

・Post.Office v3.9.2からのpost.office.confファイルの移動に伴い /etc/init.d/
  post.office内でパスの修正漏れがあった(PO00144)
  11行目の
  . /etc/post.office.conf
  を
  . /opt/post.office/etc/post.office.conf
  に変更

・WebEdgeを利用する際のLDAPサーバアクセスに関する問題（Advanced版の場合）

・APOP機能で起きていた接続に関する不具合

・SMTP認証機能で起きていたSMTPリレーの不具合

・メールブロッキングにおいて「名前解決のできないドメイン名からのメールを
  拒否する」機能のMXレコードを参照しない問題

・IMAPクライアントを利用した際の階層化されたフォルダーの問題（Advanced版の
  場合）

・POP Before SMTP機能で起きていたセッション数に関する不具合

・Per User Filter機能で起きていたアカウント削除に関する不具合

・MailingList（ML）にて、TOには登録されているMLのアドレスが、CCには自分の
  アドレスが重複して設定されている場合、TO側のMLのアドレスを認識せず、ナン
  バリングされないメールが送信されてしまう問題

・MailingList（ML）にて、ナンバリングしてあるSubjectに返信を行うと、Subject
  の内容が長くなってしまう問題

・POP Before SMTPとAPOPと併用できない問題

・IMAP の性能改善

・IMAP LIST "" %がメールボックス名を返さなかった問題

・IMAPでヘッダーのみの同期をし、あるメッセージを削除した後、その後のメッセー
  ジ内容が読み込めなくなる問題

・IMAPでメールボックスが存在しない場合の動作不具合

・SMTP送信プロセスの最大同時実行数のヘルプファイル内容の誤り

・IMAPでメッセージをフォルダ間で移動した際にuidが壊れてしまう問題

・IMAPでメッセージを持つフォルダを削除した際にコントロールファイルのみ削除さ
  れ、メッセージファイルが削除されない問題

・IMAPで階層化されたフォルダを削除した際にコントロールファイルが削除されてし
  まう問題

・メーラからIMAPを利用してメッセージを削除した後に、WebEdgeにてIMAPを
　利用してログインすると、削除していないメッセージまで削除される問題の
　改修

・メーリングリストへのメッセージ送信時にList-Exploderが異常終了する問題

・メールブロックオプションにおいて「名前解決のできないドメイン名からのメー
　ルを拒否する」を設定した場合、DNSのMXレコードしか参照していなかった問題

・メーリングリストの配信にて「重複メッセージを削除する」機能（重複削除
　設定）の改修
  - To: CC: に関係なく重複削除を行う
  - メーリングリストと個人アドレスの順番に関係なく重複削除を行う
  - メンバーとなっている複数のメーリングリストが宛先だった場合、
　  全てのメーリングリストの重複削除設定が「はい」の場合のみ、
　  個人アドレス宛のメッセージの重複削除を行う
  - 重複削除が「はい」に設定されているメーリングリストと「いいえ」
　  に設定されているメーリングリストが混在している場合は「いいえ」
　  を優先し、個人アドレス宛は重複削除しない

・SMTP認証機能にて「認証されたユーザとエンベロープ送信者の確認を行う」
　機能を「はい」に設定すると、外部からリレーされてきたメッセージが受信
　出来なくなる問題の改修

・SideLine機能の改修
　- Account-HandlerプロセスがCPUリソースを消費する問題
　- SideLine機能により別にされたメッセージが削除できない／送信元に
　  返信できない問題
　- SideLineメッセージの対応にて「メッセージを削除する」が設定でき
　  ない問題
　- Subjectに指定されたマルチバイトの文字列が正しくマッチングされ
　  ない場合がある問題
　- 高度な設定フィールドに特定の文字を登録するとHTMLフォームが正しく
　  表示されない問題

・Per Uer Filter機能にて、設定された内容が機能しない問題の改修

・SMTPフィルター機能の改修
　- アドレスに「abcd@domain」を設定すると「XYZabcd@domain」もフィルタ
　  リング対象にしてしまう問題
　- 「--」を設定したときの振舞いの問題

・LDAPサーバへのアクセスに関するセキュリティ問題

・メーリングリスト情報へのアクセスに関するセキュリティ問題

・メールブロッキングにおいて「名前解決のできないドメイン名からのメールを拒否
  する」機能を選択するとNULL Fromが受信できない問題

・SMTP認証機能におけるCRAM-MD5対応(新規機能)

・SMTP認証でエラーの場合でもローカル配信が可能になる問題

・SMTP認証コマンドが小文字に対応していなかった問題

・SMTP認証でキャンセルコマンド("*" １文字のみ)に対応していなかった問題

・IMAP4とPOP3を並行して運用した場合、メールボックスの管理ファイルが壊れる場
  合がある問題
  ※ 同じアカウントでのPOP3とIMAP4を並行運用することは、サポートされていませ
     んでしたが、今回の改修により、サポートします。
     ただし、一方のメーラでメールを削除したような場合、他方のメーラのキャッ
     シュを再同期するようなメーラ間の問題は解決できません。
     複数のMUAによる同時アクセスはサポートしていません。

・IMAP4でメッセージ削除時にuid_lastの番号が遡る場合がある問題

・IMAP4でuid_last書き込み時にtruncateされていなかった問題

・POP3認証時、PASSコマンドで暗号化されたAPOP用のパスワードDBを参照していた問
  題

・IMAPでフォルダが空になった際にIMAP-Serverが異常終了する問題

・LDAP-Server.conf 内のパス指定が /var/spool/post.office に固定されていた問
  題(PO00085)

・メーリングリストの「重複するメッセージを削除する」機能が外部アカウントで
  は削除されない問題(PO00107)

・特定のメーラ(Becky!)からIMAP接続した際に受信箱が二つ表示される問題
  (PO00127)

・Per User Filter のログのパスが変更できなかった問題(PO00129)

・Per User Filter サーバのポート番号変更に関する問題(PO00131)

・spoolディレクトリにlost+foundディレクトリがあるとPost.Officeが起動しない
  問題

・最大メールボックスサイズを超えてメールが受信できてしまう問題(PO00134)

・フィルターサーバへの強制ルーティングを利用している際に、宛先に21件以上の異
  なるドメインを指定して送信した場合、Post.Officeとフィルターサーバ間でメー
  ルループが発生する問題(PO00138)

・IMAPサーバのconfigパスの改修(PO00139)

・IMAPの削除処理で「EXPUNGE failed with "Non-existent recent messages(s)
  4294967295, nmsgs=数」エラーが出力される問題を修正(PO00147)

・保存用NEXT UID値が更新されない問題を修正(PO00148)

・空のINBOX(in)フォルダ作成時に「can not open size file」が出力される問題を
  修正(PO00150)

・フォルダーを削除時に別セッションからすでにIDLEコマンドが発行されていた場合
  IMAP-Server: pid(1104) :Fatal mailbox error user=foo host=[192.168.0.7] 
  mbx=TEST01: <unknown> のエラーが発生した問題を修正(PO00089,PO00151)


2. WebEdgeに関する改修(WebEdge3.8.2.3 200801181937以前の改修)
　WebEdge3.8.2.3 200801181937 は、WebEdge3.8.2.3 200712141356までの改修を含
  んでいます。
  WebEdge3.8.2.3 200712141356 までに、次の点が改修されています。

・ユーザ情報の共有化(クラスター対応)
  WebEdge3.8.2.3よりも前のバージョンでは、接続先Post.Officeサーバ毎にユーザ
  情報(オプション設定、アドレス帳、カレンダー情報)を管理する仕様になってい
  ました。(ユーザ情報を格納するディレクトリパスを生成する際に、接続先
  Post.Officeサーバ名利用していました)
  WebEdge3.8.2.3では、接続先Post.Officeサーバとは独立して、ユーザ情報を管理
  するように仕様が変更されました。(ユーザ情報を格納するディレクトリパスを生
  成する際に、新たに追加したコンフィグキー USER_STORE_BASE に設定された文字
  列を利用するようになりました)
  この変更により、接続先サーバを変更しても、共通のユーザ情報を利用できるよ
  うになりました。
  また、クラスタ構成でのユーザ情報の共有化が可能になりました。
  USER_STORE_BASE コンフィグキーの初期値は localhost です。

・携帯端末からブックマークにアクセスするとエラーになる問題の改修(WE00083)

・WebEdgeのログがロテートされなかった問題の改修(WE00084)

・カレンダーのイベント開始時刻に現在時刻が表示されてしまう問題

・Fromヘッダにマルチバイトが設定されたメッセージに返信を行うと、Toヘッダが
  文字化けしてしまう問題

・IMAP接続時のメッセージ一覧表示の性能改善

・POP接続時のメッセージ一覧表示の性能改善

・Base64 MIMEエンコードテキストで=パディングの数に誤りがあった場合のデコー
　ド処理の改修(WE00054)

・Subjectが "。、．「」"の半角文字で終わる場合、受信されたメールのSubjectの
　最後に￡や？が付け加わる問題(WE00056)

・userAgentMapにDoCoMoのブラウザーを追加(WE00059)

・WebEdgeで日本語フォルダーへの移動ができない問題(WE00060)

・i-modeで小さなメールが表示できない問題(WE00061)

・Base64の文字列のデコードが正しく行われないことがある(WE00063)

・i-modeで正しくページが分割が分割されない問題(WE00064)

・ヘッダのMIMEエンコード文字列が正しくデコードされない問題(WE00065)

・メッセージに半角カナが含まれると文字化けする問題(WE00066)

・i-modeでヘッダ文字列が長い場合、本文が表示されない問題(WE00067)

・メッセージ一覧画面のサイズが正しく表示されない問題(WE00069)

・LDAP接続方式の変更(Post.Office v4.x対応)


[バージョン4.1.0.2J(release 200801232228)の変更点]
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・バージョン4.1.0.2Jとバージョン4.1.0.1Jとの間に、仕様上の変更はありません。


[バージョン4.1.0.2J以前の変更]
---------------------------------------------------------------------------
バージョン4.1.0.2J(release 200801232228)は、バージョン4.1.0.1Jまでの変更点も
含んでいます。
バージョン4.1.0.1Jまでの変更点は、次のとおりです。

・「メールブロッキングオプションの設定」でのRBL(DNSBL)を利用しらブロッキ
　ング設定(機能)が拡張されています。
　- RBLゾーンの指定が2箇所指定可能となった。
　- ブロック時にクライアントへ返すエラーコードが指定可能となった。
　- ブロック時にクライアントへ返すエラーメッセージが指定可能となった。
　　エラーメッセージ内で接続元のIPアドレスを返すために{client_addr}マクロ
　　を利用可能

・メールルーティング画面の受信者を確認してからメールを受け取る機能に、「受
　信者の確認にLDAPを使用する:」が追加されました。

・アカウト情報画面に「認証方式:」が追加されました。

・エラー対応パラメータの「SideLineメッセージの対応」にて、設定項目を次の
　2つだけにしました。
　「ポストマスタが処置するまで保留にする」
　「メッセージを削除する」

・システムパフォーマンスパラメータの設定にて、次のパラメータを変更しました。
　- ネットワークプロセスの同時実行数の制限
　  「SMTP受信プロセスの最大同時実行数」default→20へ

・POP Before SMTP設定項目にある「SMTPセッションの最大数:」の設定を削除しま
  した。この設定項目は、本来、システムパフォーマンスパラメータにある「SMTP
  受信プロセスの最大同時実行数:」で代用できる機能でした。

・バージョン3.6.3Jからバージョン3.8.3JのIMAPでは、LISTコマンドで"INBOX"を
  "in"として返していました。3.8.4Jでは、"INBOX"は、"INBOX"として返すように
  しました。ただし、バージョン3.8.3J以前のPost.Officeからアップグレードした
  場合は、Post.Officeで持っているフォルダーリストファイルにすでに"in"フォル
  ダーが登録されているために"INBOX"の他に"in"が同時に戻されます。
  クライアント側では"INBOX"と"in"が、別々に表示されますが、中のメッセージ
  リストは同一のものになります。
  "in"フォルダーを見せたくない場合は、Perlスクリプトによるツールを用意して
  おりますので弊社サポートまでお問い合わせください。

・メールブロッキングオプションにおける「名前解決のできないドメイン名からの
　メールを拒否する:」機能ではMXレコードのみ参照していましたが、MXレコード、
　Aレコードの順に参照するように変更しました。
　この変更に伴い、設定画面を次のように変更しました。
　□ 名前解決のできないドメイン名からのメールを拒否する：[i]
　　　□ MXレコードを検索できないドメイン名（FQDNを含む）からのメールを拒否
　　　　　する
　MXレコードが検索できない場合、Aレコードを参照せずにメールの受信を拒否させ
　たい場合は、上述の2つのチェックボックスをどちらもチェックします。

・LDAPサービスの設定に、「アクセス制限:」という設定項目を設けました。
　このフィールドにIPアドレスが登録されているサーバのみ、LDAPサーバへのアク
　セスが許可されるようになりました。この設定が行われていない場合、外部から
　のLDAPアクセスは全て拒否されます。
　Post.OfficeとWebEdgeを連携させている場合、WebEdgeを稼動させているサーバの
　アドレスを必ず登録してください。登録されていない場合、WebEdgeへのログイン
　ができなくなりますのでご注意ください。
　Post.OfficeとWebEdgeを同一サーバ上で稼動させている場合でも、IPアドレスの
　設定は必要です。localhost に割り当てられている 127.0.0.1 のIPアドレスでは
　許可されませんので、サーバのIPアドレスを指定してください。

・メーリングリストセキュリティパラメータの「メンバーリストへのアクセス権:」
　のデフォルト設定を none に変更しました。デフォルト設定では、whoコマンドに
　よるメンバーリストの参照は一切禁止されるようになりました。

・LDAPサービスのアクセス制限で、ネットワークアドレス部にワイルドカードを指
  定できるようになりました。(PO00130)

・以下のライブラリ、コンフィグファイルのインストール先が変更されました。
        /etc/post.office.conf -> /opt/post.office/etc/post.office.conf
        /usr/lib/libPO36.so   -> /opt/post.office/lib/libPO36.so
        /usr/lib/libpufapi.a  -> /opt/post.office/lib/libpufapi.a
  この変更により、Post.Officeの全てのファイルを共有ストレージにインストール
  することが可能になりました。
  尚、/usr/lib には上記ファイルへのシンボリックリンクが作成されます。
        /usr/lib/libPO36.so
        /usr/lib/libpufapi.a

・Pop Before SMTP機能で使われるPopHostsデータベースのエントリを再起動時に削
  除するように変更しました。

・PO00142の修正に伴い MAIL FROM: での AUTH拡張パラメータが付いた場合のメール
  受信をできるようにしました。(今までは、5xxでブロックしていました)


[既知の問題点]
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バージョン4.1.0.2Jにおいては、次の問題点があります。

・Per User Filter機能が設定されているアカウントにおいて、コマンドユーティリ
  ティのdelacctコマンドを利用して該当アカウントを削除し、再度、同じ名前のア
  カウントを作成すると削除されたアカウントの以前の定義内容が見えてしまう。

・Post.Office v3.8.xの新機能APOP、またはSMTP認証のCRAM-MD5機能を利用する予定
  で、Post.Office v3.1.2, v3.5.3,v3.6.xからアップグレードを行う場合、ユーザ
  アカウントのパスワードを引き継ぐことができない。アップグレード終了後に、再
  度設定する必要がある。

・LDAPサービスを利用している場合、アップグレード・インストール中に
  LDAP-Serverが終了しないため、アップグレード・インストールが失敗することが
  ある。

・Microsoft Outlook Expressのオプション設定を次のようにした場合、フォルダーの
  削除で「IMAPサーバーは接続を解除しました。接続していて、アイドル時間が長す
  ぎた 可能性があります。」のメッセージが出力される場合があります。( ただし、
  フォルダーの削除は正しく行われます )
  ①「ツール」メニューから「オプション」を選択
  ② オプションウィンドウの「メンテナンス」タブをクリック
  ③ 「IMAPフォルダを出るときに、削除済みメッセージを完全に削除する(P)」の
     チェックマークをクリック ( チェック )
  ※ 「IMAPフォルダを出るときに、削除済みメッセージを完全に削除する(P)」は
     デフォルト設定であるチェックを外した状態でご使用ください。


[制限事項]
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バージョン4.1.0.2Jでは次の制限事項があります。

・新着フラグ(RECENT FLAG)の動作は、RFC 2060で記述された動作をしません。この
  ためRECENT FLAGを見て新着数を定期的にカウントするような処理は期待された動
  作をしません。

・すでに指定された配送を行うためにルーティングテーブルを利用している場合や、
  今後、ルーティングテーブルを使用してメール配送の経路指定を行う場合は、「
  フィルターサーバのサポート機能」をご利用できません。詳しくは、
  PO-ReleaseNotesの「フィルターサーバのサポート機能について」をご参照くださ
  い。

・LDAP Serverを使って、WebEdgeと連携させて、ログイン認証機能をお使いになる
  場合、同時に接続できるLDAPのコネクションは64以下です。

・Post.Office と WebEdge を連携させている時に、Post.Office 側のアカウント
  を削除しても、WebEdge 側でアカウントごとに設定できる[ユーザオプション]は、
  自動的には削除されません。WebEdge の管理者サイトの[ユーザ管理]で個別に
  ユーザオプションの情報を削除する必要があります。
  WebEdgeの[ユーザ管理]で、ユーザオプションの情報を削除しないまま、一度削除
  したアカウント名と同じアカウント名を Post.Office側で作成し、WebEdgeから
  ログインすると、以前、WebEdgeで作成されていたユーザオプションがそのまま
  引き継がれて使用されますので、ご注意ください。

・SideLineの高度な設定フィールドに判定条件を多数指定した場合、サイズの大き
  なテキストメッセージの判定に時間がかかります。メッセージの配送の遅延の原
  因となりますので、ご注意ください。

・接続プロトコルをIMAPにしてご利用中のWebEdgeで、i-modeからご利用になる場
　合は、WebEdgeの[オプション]メニューにある「その他のWebEdgeオプション」の
　中の「オートジャンプ（フォルダ）」の設定を、「オン」にしてからご利用くだ
　さい。
　ご確認方法は、PC上のブラウザからWebEdgeのログイン画面よりログインしてい
　ただき、左側の[オプション]のメニューから「その他のWebEdgeオプション」の
　中の「オートジャンプ（フォルダ）」の設定が「オン」にチェックが入っている
　ことでご確認できます。

[使用上の注意点]
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バージョン4.1.0.2Jを使用するにあたって、次の注意点があります。

・受信者の存在確認にLDAPを使用した場合、「受信者確認対象ドメイン」のリスト
  に登録されたドメイン宛てのメッセージはすべて確認の対象となります。
  管理アカウント(ポストマスタ、予約アカウント)宛てのメッセージも受信者確認
  の対象になりますので、受信するためには、LDAPサーバ側へのアカウントの登録
　が必要です。
　尚、Post.Officeシステム内部から管理アカウント宛てに配送されるエラー通知
　等のメッセージは受信者確認の対象にはなりません。

・Post.Officeの出荷前の動作確認試験では、IMAP用のMUA(メーラ)として、
  Microsoft社のOutlook Express 6.0を用いています。
  IMAPでは、メッセージ数の確認など同様な結果を取得するために複数のコマンド
  が利用可能となっています。
  現在、各社のIMAPをサポートしたMUAでは、あるメッセージ操作をするにあたり
  異なったコマンドシーケンスを送出することを確認しています。
  このことは、Post.OfficeがすべてのMUAの動作を保障するものではないことを
  意味します。

・同一アカウントにおいて、POP3とIMAP4の両方のプロトコルを使用しないでくだ
  さい。POP3では仕様上、メールボックスへのアクセスは1セッションのみとなって
  います。また、メールボックスへ格納すべき情報も異なっています。
  このため、ご利用になるアカウントは、必ずどちらのプロトコルを利用するか、
  決めてから使用してください。

  注意：Advanced EditionのWebEdge(Webメール機能)にて、アクセスプロトコル
  (デフォルトメールボックスプロトコル)をIMAPにしている場合、ご利用になる
  アカウントは、MUA(メーラ)からPOPを使ってアクセスしないでください。メール
  ボックスの情報が破壊されて正しく表示できなくなります。)

・IMAP4をご利用になる場合、同時に複数のMUA(メーラ)を使用してメールボックス
  にアクセスするような操作は避けるようにしてください。

・Post.Office バージョン3.8.4Jより、ウィルスチェックやスパムフィルターサーバ
  にルーティングし、再度Post.Officeにメールを戻しても動作するように「メール
  ルーティングオプションの設定」に「フィルターサーバの設定」機能を加えました
  が現時点でサポートされているフィルターサーバは、Post.Office Secure 
  Messaging Suiteで使われているInterScan Messaging Security Suite 5.1xのみ
  となっています。
  「フィルターサーバの設定」の機能をその他のフィルターサーバと動作させる場合
  は、お客様の責任において動作テスト、運用を行ってください。

・IMAPでは、複数のフォルダーを管理する都合上、POPよりも多くのファイルを同時
  にオープンします。ユーザあたりのフォルダ数が多くなる場合は、プロセスあたり
  のファイル記述子の制限を増やしてください。

	推奨値:
		set rlim_fd_max = 10240
		set rlim_fd_cur =  8192

  上記設定は、/etc/systemファイルに記述し、有効にするためにはシステムの再起
  動が必要になります。
  またrlim_fd_curの変更は、Solaris 2.6以前で開発された古い select() コールを
  用いたアプリケーションの動作に影響を及ぼす場合がありますので、rlim_fd_cur
  の変更については、事前に確認してから行うようにしてください。

・Internet Explorerから、WebEdgeをSSL経由(https)でご利用になる場合、メールの
　添付ファイルをダウンロードしようとすると、次のようなメッセージが表示され、
　ダウンロードできないことがあります。

　　Internet Explorerでは、filenameをダウンロードできません。
　　このインターネットのサイトを開くことができませんでした。要求された
　　サイトが使用できないか、見つけることができません。後でやり直してくだ
　　さい。

　対応するためには、次のことを行ってください。

　- IE7の場合
　　[ツール]メニュー→[インターネット オプション]を開き、[詳細設定]タブをク
　　リックします。「セキュリティ」のところにある「暗号化されたページをディス
　　クに保存しない」をチェックします。

　- IE5, IE6の場合
　　Webブラウザを起動しているPCのレジストリを操作します。(レジストリの操作は
　　十分に注意してください)
　　操作方法は、次のMicrosoft社の「サポートオンライン」ページをご覧ください。

　　http://support.microsoft.com/kb/323308/ja


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